第27話 目覚め=悪夢

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前回 協力 の続き

腐命島のイベントが始まる。島中にサイレンが鳴り響く。誠は起きなかった。いや、起きれなかった。悪夢に…うなされていた。

夏芽「誠!大変!起きて!!」

夏芽の声で誠は起きた。

誠「どうした?夏芽。」

夏芽「死者が…!襲撃しに来たの!!」

・・・なんだと…?死者が襲撃…いつ?何故ここを?誰が?他の皆は?
誠の中にいくつもの疑問が浮かび上がり、それらが交錯しながら誠を混乱させていく。だが、誠の体は考えるよりも動いていた。
部屋に裕一さんと神木の姿はない。誠は部屋の外に出ようとする。

誠「裕一さんたちは?」

夏芽「それが…」

ボゴオオオオォォォンッッッ!!!

誠たちがいた部屋の壁が何かで突き破られ、誰かが反対の壁に打ちつけられた。
裕一だ。

誠「裕一さん!?大丈夫ですか!?」

裕一「ぐ…がふっ!」

穴が開けられた壁から、一人の男が入ってくる。

???『あれ〜?ここにも部屋あったんだ。気付かなかったなぁ。』

その男の額には何かのマークが描かれており、体の周りから黒い煙のようなものが出ている。後に分かったことだが、これが、死者であるかどうかを判別する一つの特徴だった。
誠は裕一の元へ駆け寄る。

誠「裕一さん!大丈夫ですか!?」
裕一「あ、ああ…なんとか。」

誠は裕一に肩を貸す。

誠「他の人達は?」

裕一「ほとんどの人が殺られた。逃げた者もいたが、正確には状況は把握してない。」

夏芽「あっ!裕一さん!神木くんは!?」

裕一「…フードを被った奴を追いかけていった。奴に何かされて腹が立ったらしい。」

誠(またアイツは何を…。)

???「へぇ。『リョウ』を追いかけるとはそいつ度胸があるねぇ。そもそも、俺たち死者になんか勝てるわけないのに。」

男が俺らの会話に口を挟む。

・・・
何…?今コイツ…

誠「テメェ、今『リョウ』って言ったか・・・?」

???「ああ、俺らの『仲間』、“板垣 亮”って奴さ…。」


次回、❨賞命首❩ ~終局~ 開始