第26話 協力

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遅くなって申し訳ありません…。本当にほんとうにすみませんでした…。これからの展開は、一つ一つの場面に書くモチベーションがあまり上がらないものがあるので、このブログの継続のために自分の書きたいシーンだけを忠実に書いて伝えることに専念していきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。

訂正
【 必読!】天使襲来編までの謎 徹底解明 にて、
誠が亮のチビ悪魔の能力を吸収したあと、藤崎戦ののちにその能力が消えたと書いていましたが、正しくは徐々に消えていった(神木と出会うくらいまでまだ残っていた)、です。すみませんでしたm(_ _)m

では、本編へ↓


前回 腐命島 の続き

ここ、腐命島で、いままでの「死者」が生き返り、誠たち「生存者」と戦う…。賞命首史上、最大最悪のイベントだ。
だが、

亮 と 会 え る 。

このイベントのルールは、絶望を誠たちに与えると同時に、かすかな希望すらも与えていた。
誠と夏芽は顔を見合わせる。

夏芽は泣きそうになりながらも、すこし笑みを浮かべていた。俺も、同じような顔になってるのだろうか…。
裕一は、誠と夏芽の様子を少しの間見守ったあとに、口を開き始める。

裕一「皆、ちゃんと今のルール聞いてたな?」

誠、夏芽、神木の3人が軽く頷く。

裕一「なら分かるはずだ。ミルティの言ってた通り、俺たち生存者に希望はない。」

裕一の言い分はこうだった。生存者は、死者を殺してもライフを奪えないため、生存者はもちろん生存者しか狙わない。一方、死者も、死者同士では殺し合えないため、生存者を狙う。死者は死なない。だから生存者が死者と出くわしたら、逃げるようなことしか出来ない。
よって生存者は、早い段階でごっそりと削られることになるだろうというものが、裕一の考えだった。

死者と出くわす…。
誠の脳裏に奴らの顔が浮かぶ…。『いままでの』・・・死者・・・。
誠は今はそれ以上考えないことにした。

裕一の考えを聞き、全員黙りこんでしまった。これから、どうこのイベントを切り抜けたらいいのか、さっぱり良い案が思いつかなかった。

いや、時間をかければ『その案』は出ていたのかもしれない。ただ、『その案』は、ある見知らぬ人からの提案となる。

???「君たち、ずっとここにいるけど…何してるんだい?」

イベント説明時からその場を動いていなかった4人に、その見知らぬ人は話しかけて来た。

???「悩んでる?これから何をしようか、とか?…ならちょっと、僕達と協力してくれるかな?人がちょうど4人足りなかったところなんだ。」

『協力』

その見知らぬ人が言うには、生存者で50人のグループ、すなわち成績上位50人に全員が入るように協力し戦えば、死者との戦いや、生き残れないかもしれないという不安は払拭されるだろうという考えだった。
とても理にかなっていて、4人が納得のいくものだった。

???「連れてきたよー!みんな!この4人でちょうど50人だ!!」

その見知らぬ人に付いて行くこと数十分。古くてすこしボロついた二階建ての民宿のような場所に着く。そこには大勢の人が集まっており、皆、この民宿をアジトと呼んでいた。

???『お、でかしたでかした。』

そのアジトの玄関先に座っていた、一人の男が立ち上がる。結構歳がいってそうな人だ。

坂本「んーと、俺は 坂本 剛。この考えの創案者?って言えばいいかな。皆からはリーダーって言われてるけど、まあよろしくよ。」

坂本が誠の肩をポンと叩く。

坂本「さて、これで全員だな。みんな!聞いてくれ!イベント期間中、この宿をこれから拠点とする!!天使の言ってる事が本当なら、今回でイベントは最後だ。ここまできたからには全員、必ず生き残るぞ!!」

ウオオオォォォォ!!

誠たち4人も、その場の盛り上がりに圧倒されるも、同じくらいに心は燃えていた。

このイベントが最後、賞命首は・・・着々と終わりを迎えようとしているのだ・・・。

少し場が落ち着き、人がぞろぞろとアジトに入っていく。そんな中、アジトの中から誠たちに一人の女性が駆け寄ってくる。

女性「あの、ごめんなさい。寝所なんですけど…もう少し来るのが早ければいい所が空いてたんですが…少し汚くなってる部屋でもいいですか…?」

誠たちは承諾した。
アジトの中へ入り、他の人達がいる部屋から少し離れた、奥の部屋へと入る。やはり汚くて臭い。まあでも、寝れないほどではなかった。
リーダーいわく、イベント開始時まで少し休息をとっていてほしいとのこと。

誠たちはこれから始める地獄のようであろうイベントに備え、緊張感を持ちながらも眠りについていった…。


次回、目覚め=悪夢