決意のラビリンス

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前回、VS「X」 の続き


誠たちは『白い迷路』で鍵を探すことになった。
亮「おい、誠、あれ・・・」
亮が指差す天井隅には、監視カメラがあった。
誠「どういうことだ?あれは・・・」
裕一「ハァ・・ハァ・・、おそらく奴は自分の能力をあれで活用する気だ。奴の視界の中なら、物を創ったり変形したり・・・それらがカメラを通してもできるっていうことだろうな。」
誠はガラスを伸ばしそのカメラを壊した。
誠「見つけたら壊していこう。」
X(ふむ。さてさてどうなるか。)

ドゥン‼

亮「グハッ!!」
誠「亮!!くそっ、また壁が!」
誠たちは弄ばれていた。Xと同じ空間にいるというのに、Xの手の中で踊らされている。
だが、それなのに鍵はすんなりと見つかっていく。誘導か・・・?
亮「誠!これで二つ目だ!!」
誠「よし!」
夏芽「誠!あっちに出口みたいな扉が!!」
残り10分。
誠たちは一度、出口まで行ってみることにした。
誠「鍵は2つ・・・。裕一さん、夏芽、先に出てくれ。」
夏芽「でも・・・!」
誠「夏芽はまだ今日のノルマを達成してないだろ?この戦いで足を取られたらすぐ12時を回っちまう。裕一さんはさっきの攻撃でケガを負ってる。二人ともこの戦いから逃げるべきだ。」
裕一「・・・分かった。気を付けろよ、二人とも。」
二人が出口から出ようとしたその時だった。
ガシュガシュガシュン‼!
出口を壁が覆い始めたのだ。
亮「!!」
誠「皆、どけ!!」
ジャキキキン!!
誠のガラスのソードが、壁を細切れにする。
誠「今のうちに!!」
夏芽と裕一はすかさずその扉に鍵を差し、外に出た。
亮「すげえな、誠、もう使いこなしてんのか・・・。」
誠「・・・さて、亮、3つ目だ。」

・3つ目の鍵
亮「!! あった!あったぞ誠!」
誠「よくやった・・・」
亮「じゃあこれは」
誠「お前が出ろ。」
亮「え?な、何でだよ。奴の標的は誠だぞ?誠がここから逃げれば済む話だろ?」
誠「で、取り残されたお前はどうなる?俺には、自分のこれからの人生が後悔まみれになるような未来しか見えないんだが。」
亮「・・・それだったら俺もお前を置いていけない!」
誠「・・・亮。」
亮「何だ?」
誠「俺は奴をぶっ倒す。俺が、奴をぶっ倒す。」
亮「じゃあ俺もぶっ倒す。」
誠「奴の標的は俺だ。お前を巻き込みたくない。」
亮「標的になっている友達をほっとけはしないだろ。」

「・・・」

沈黙が続く。次に口を開いたのは・・・
誠「俺には勝算がある。」
亮「じゃあ俺にもしょ・・・えっ!?」
誠「はったりじゃない。ただお前をここから無理やり出すための嘘でもない。この戦いの違和感に気付いたんだ。一か八かでも、勝てる要素はある。」
亮「本当・・・だな?」
誠「ああ。勝つ。」
亮「俺は勝てない。任せたぞ。・・・帰ってこいよ。」
亮は、その部屋から脱出した。

X『素晴らしい判断だね。ネクストステージだよ、誠。』

誠「X・・・、聞きたいことがある・・・。」

残り1分

次回、Xの能力