第9話 VS「X」

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前回、二日目 『Xデー』 の続き


颯太がズボンのポケットから立方体のキューブを取り出す。
颯太「ゲームワールド展開。」
ズオッ‼
誠たちの周りを白い壁が囲み始める。一瞬にして誠たちは、一つの『白い迷路』に閉じ込められた。
誠「おい・・・、これはどういうことだ?颯太。」
X「その名前で呼ばないでくれる?僕にはれっきとしたエッ・ク・スっていう名前があるじゃないか。」
!?
裕一「颯太!?・・・お前が・・・『X』なのか・・・!?」
X「あ・・・、颯太って言ったな今」
Xは持っているキューブの下面を上に押した。
ドゥン‼!
途端に、誠たちのいる床の一部が上に突き出た。ちょうどそこは、裕一が立っていた場所で、裕一はその床に、天井まで突き飛ばされた。
誠「裕一さん!!」
裕一「がはっ!!」
誠と亮で、落ちてきた裕一を支える。
X「はは…。なんか、正体ばらすの早すぎたかな?そんなことないか。どうせ君たち皆殺すつもりだったし。」
亮「どういうことだ?お前、ずっと俺らと一緒にいたんじゃ・・・?」
X「いwねwえwよw、頭湧き湧き小僧!昨日のあのルールで四六時中、ずっと俺と離れなかったやつがいるか!?第一、そこの裕一とかいうやつがさっき俺を逃がしてただろ・・・?」
亮「確かに・・・昨日は・・・。」
誠(そんな・・・!早く気付いていれば!・・・いや、こんなの気付けるか?普通?)
裕一「ぐっ・・・お前、もしかして藤崎組の手下か?」
X「はぁ~?僕をあんな人間の分際と一緒にしないでくれる?キレキレるよ。」
X「ああ、もうちゃちゃっと殺っちゃおう。今から僕とゲームをするんだ。覚悟はいいかい?ルールは簡単。この『白い迷路』の中に鍵を用意した。その鍵を取って出口まで行ったら脱出成功。鍵は一人一つずつ使う。この迷路、鍵を【3つ】用意した。」
夏芽「3つって・・・、私たち全員脱出できないじゃない!!」
X「そだね。」
亮「・・・チッ!!ふざけやがって!!!」
誠「待て!亮!!」
Xに攻撃しようとした亮を、誠が止める。
X「おっと、またさっきのをお見舞いしようとしたのに残念。・・・そうだ、僕の能力言っとかないとフェアじゃないね。僕の持つこのキューブ、この部屋と連動しててね。外側から変形させるとこの部屋にも同じようなことが起こるのさ。」
Xの持つキューブはゼリーのようにプルプルとしていた。
X「そして・・・、僕の視界の中なら、物を変形したり、新しい物を創りだすこともできる。こんな風にね。」
ガガガガン‼!
Xと誠たちの間に壁のバリケードが張られる。
亮「おい!!待ちやがれ!!」
タイマーが壁に表示される。

3 0 ′ 0 0 ″ 0 0

X『制限時間は30分。なんとかここから出てみてよ。』

誠「・・・やってやるよ。」


次回、決意のラビリンス