誠のガーディアン、賞命首 一回目①

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前回 「賞命首」 登場人物&ゲーム開始編の続きです。


・誠のガーディアンの能力
ライフウォッチから変幻自在なガラスが出て誠を守ったり、敵を攻撃したりする。普通のガラスではない。
・誠 賞命首 一回目
賞命首リストに載るとき、内容はいつ撮られたか分からない真正面からの顔写真と本名。誠は家にあった袖が長くてフードがある服を着ていった。顔とライフウォッチを隠すため。季節は秋、さほど不自然ではない。誠が最初に指示された場所は電車に乗って行かなければ間に合わない場所だった。知り合いに会わないことを願いつつ電車で目的地へと向かう。
だが、意外とすんなりと目的地へ着く。袖を誰にも見られないよう静かにまくり、次の目的地を確認する。どうやら少しずつ都心へと近づいているようだった。
また電車に乗る。順調にいっているはずなのに、胸の鼓動は早くなるばかり。
そして、二つ目の目的地に着いたときだった。
「お前、賞命首だな?」
突然後ろから、しかも全然知らない人が言ってきた。バレたのだ。何故?その男は優しく教えてくれた。この「賞命首」が行われている状況、スマホではなく時計を気にして、ある場所に行ったらまた電車に乗る、という行為を繰り返しているのは、まさに自分がリストに載っていますよ、と言っていることと同じだと。誠の行動を怪しく思っていたその男はずっとついてきていたのだ。なぜか。賞命首を探し、狩る者(世間では「ハンター」と呼ばれている)だったからだ。
男はナイフを取り出す・・・。終わった・・・と、普通の人なら思う。それか逃げる。だが、誠は立ち向かった。ガーディアンで、対抗できる。
俺だけ違う!
誠はガーディアンのガラスを発動させ、ナイフを弾き、その男の前から出奔した。
誠は走りながら、母の話を思い出す。なぜ、父は賞命首になっていたのに、家にいたのか。答えは一つ。わざとだったのだ。家に帰る、提示された場所とは関係ない場所へ行く。時間の許す限り、自分がいつもいる場所に行く。全て、自分が賞命首だとバレないようにするため。誠は、父が夜遅く家から出た理由がようやく分かった。
これはただ逃げるだけのゲームではない。頭脳をフル回転させなければ生き残れない。
誠「腹減った、飯食いにいこ。」

残り、12時間。

次回、賞命首 一回目②、コンティニュー